ノロウイルスの感染経路は?トイレで空気感染?唾液は?

ノロウイルスは糞口感染します。
汚い感じがしますが、要するに吐瀉物を処理した際に手洗いや殺菌が不十分だと手を介してウイルスが口に入ってしまうということですね。

でも、実際には吐瀉物と全く接触していないのに感染するケースもあるんですよ。
それが、空気感染。

厳密に言うと、吐瀉物を不十分に処理したせいでエアロゾル状態になった飛沫が空中を浮遊し、それが感染源になるんです。

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ノロウイルスの感染経路は?空気感染はする?

残念ながら、空気感染はします。
ただ「空気感染」と言うとちょっと語弊がありますね。
厳密に言うと、粉塵感染と言ったほうが近いです。
インフルエンザと違い、くしゃみや咳では感染しません。

ノロウイルスの感染経路は大きく分けて2つ。
1)食中毒型(二枚貝や食器等を介して人へ感染)
2)感染症型(人の吐瀉物を介して人へ感染)

1)の場合は二枚貝が海中で水中のウイルスを体内に濃縮し、生食により発症します。
逆に言うと加熱(中心温度85℃以上一分以上)すればOK。

他に問題となるのは調理者が感染し、手指を介して二次感染する、あるいはウイルスを保有している貝を調理したまな板や包丁を洗わずにそのまま他のものを調理する交差汚染によるものです。

この辺は手袋の使用や調理器具の衛生管理、調理者の健康管理を徹底するしかないですね。

で、今回空気感染の原因となるのは2)のケース。
ノロウイルスは吐瀉物の処理により感染のリスクが大きく左右されるのです。

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ノロウイルスはトイレで感染する?対策は?

トイレで感染するリスクはあります。

感染症情報センターによると、

吐物や下痢便の処理が適切に行なわれなかったために残存したウイルスを含む小粒子が、掃除などの物理的刺激により空気中に舞い上がり、それを間近とは限らない場所で吸入し、経食道的に嚥下して消化管へ至る感染経路
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/0702keiro.html

ノロウイルスはアルコール消毒では失活せず、乾燥にも強いので吐瀉物はきちんと処理しましょう。
方法は厚生労働省のサイトに掲載されています。

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それによると
1)床や壁に飛び散った吐瀉物は使い捨てのマスクや手袋を着用して処理

2)吐瀉物はペーパータオルで静かに拭い、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm。ハイター等)で浸すように床を拭う

3)オムツや処理に使ったペーパータオル、マスク、手袋はビニール袋に入れ、次亜塩素酸ナトリウムで十分に湿らせ、密封してゴミに出す

4)汚物は乾燥する前に処理する

とにかく吐瀉物は乾燥前に処理し、その際には換気を十分に行って下さい。
粒子を吸い込まないようにマスクも必ず着用です!

ノロウイルスの感染を防ぐには?外出時にはどうしたらいい?

感染防止の基本は
1)カキ等二枚貝の生食を避ける(特に冬は水温が低いため貝類の代謝が落ち、ウイルスを濃縮しやすい)
2)吐瀉物の処理をきちんとする

感染者のくしゃみや咳でうつるリスクは低いです。
外出時はトイレを使用する際に必ず換気を行い、手洗いを徹底します。

ノロウイルスは石鹸やアルコールでは殺菌できませんが、手洗いで皮脂ごとウイルスを洗い流すのは効果的です。
帰宅後も手洗いとうがいを徹底しましょう。

家庭で患者が出た場合は吐瀉物の処理をきちんと行い、カーペットや布団が汚染された場合は処分するのが一番です。

汚染されたカーペットが12日経ってからも感染源となっ
た事例があります。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

また手洗い後のタオルは共有しないこと。
使い捨てのペーパータオルか、マイタオルを使って下さい。
これは外出時にも言えますね。

ノロウイルスは症状が消えても1週間程度便からウイルスが排出されるので、感染者が入浴する場合は最後に入らせましょう。

まとめ

よく薬用石鹸というのがありますが、実際にノロウイルスに効果があるかというと、普通の石鹸よりはマシという程度のようです。

それでも殺菌効果としては不十分なので、石鹸の成分で殺菌しようとするよりは、普通の石鹸でもいいので皮脂と共に流水で洗い流す感覚で手洗いを行ったほうが良いでしょう。

感染症対策の基本は、とにかく手洗いとうがいですね。

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