ノロウイルスの検査で陽性になる期間は?検査の陽性率は?

ノロウイルスは保育園や病院、介護施設などで患者が出ると厄介な病気です。これらの施設は乳幼児や高齢者、免疫の弱っている人が多くいるため、感染拡大のリスクがあるためです。そのため職員の方がノロウイルスにかかった場合、一番気になるのが「いつまで休めばよいのか」です。実際のところ、どれくらいなのでしょうか。

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ノロウイルスの検査で陽性になる期間は?

検査で陽性になる期間は13日〜15日前後、長い場合は1か月以上かかります。特に乳幼児の場合は陽性を示す期間が長く1か月程度かかることがあります。O157やサルモネラの場合はたいていの場合保菌期間が1週間程度ですが、ノロウイルスは長めの傾向があるようです。

一般的にはノロウイルスの症状が治まるまでには2〜3日かかります。症状さえ収まれば出勤は可能です。ただし、症状には個人差があります。

検査結果で陽性が出る期間が長いことからも分かるように、ウイルスはかなり長い間排出されます。少なくとも発症から1週間は排便後の手洗いを徹底することが必要です。

理想的には完全にウイルスが出なくなるまで休めたら良いのでしょうが、これは現実的ではありません。ウイルスは吐しゃ物に含まれるため、患者が職場で嘔吐しない限りは感染のリスクはそれほど高くありません。手洗いとその後のアルコール消毒をすればウイルスもかなり減らせます。

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ノロウイルスは検査によって陽性率が違う?

ノロウイルスの検査は精度の高いRT-PCR法などの核酸増幅検査とイムノクロマト法などの免疫検査があります。核酸増幅検査法の方はウイルスが少なくても(100万個以下でも可)陽性を示すため、病原ウイルスの確定に使われています。

ただし一般の医療機関で行っているのは殆どがイムノクロマト法を使った迅速検査キットです。この検査は精度が70%と低く、結果が陰性でも感染している可能性が否めません。給食業務の調理従事者が復職を決める検査にはRT-PCR法などの精度の高い検査が求められます。

また先ほど説明した通り、ノロウイルスは症状が消えた後でもウイルスが排出されます。ウイルスは便の中にあるため、一般的な職業ではリスクは低いです。しかし調理従事者、保育士、介護施設の職員などの方は出勤後も手洗いを徹底し、調理関係の作業に関しては直接関わらないほうが良いでしょう。

ノロウイルスの感染者が学校給食従事者の場合は学校給食衛生管理基準に従って対応する形になります。具体的には学校への報告、調理場の洗浄や消毒、患者は医療機関の受診、症状消失後は勤務(ただし調理への直接従事は避ける)などです。全ての職員が直接給食業務に直接従事できるようになった際には発生状況報告書を提出します。

ノロウイルス検査に陽性が出た場合の休職期間は?

これは自治体や職場により異なっているのが実情で、医療機関で断言するのは難しいです。実際に休職期間に関しては、厚生労働省もハッキリとした期間は明言していません。

何故ならば、ノロウイルスは症状の出方もウイルスの排出期間も個人により異なる上、休職期間を厳密に指示してしまうと勤務者の経済的不利益になることもあるからです。例えばウイルス検査で陰性反応が出るまで勤務が不可能としてしまえば、患者は1週間どころか1か月以上仕事を休まなくてはいけなくなります。これでは現実的な対応とは言えません。

ほとんどの場合、ノロウイルスに感染しても症状が消えれば(2〜5日)勤務可能ですが、その患者の職場によって規定は変わると思われます。まずは医療機関を受診し、ノロと診断されたら職場に連絡を取り支持をあおぎましょう。

まとめ

ノロウイルスは感染力の強い病気ですが、感染したからと言って極度に恐れる必要はありません。ただし調理関係者は集団感染の予防のためにも医師の診断が必要です。休職期間は自治体や職場により規定が異なるため、直接確認したほうが良いでしょう。

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