尿検査の潜血で出るプラスマイナスとは?原因は?子供の場合は?

学校で年に一度行われる健康診断に尿検査があります。決して多くは無いのですが、たまに検査の後に尿潜血でひっかかる子供がいます。よく聞くのが、「検査結果がプラスマイナスだった」という話です。プラスマイナスとは?原因は何でしょうか。大人と子供では原因が違うのでしょうか。

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尿検査でよく聞く潜血とは?プラスマイナスの意味は?

尿検査には尿蛋白や尿糖、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲン以外に、尿潜血という項目があります。尿潜血の検査結果としては以下の4つがあります。

1)陰性(−):異常なし

偽陽性(±):検査で陽性となっていますが、実際には血液が混じっていないこともあります。薬剤の影響やヘモグロビン尿などがありますが、ビタミンCの摂取でも起こります。

陽性(+):尿に赤血球が混じっている状態です。

強陽性(2+以上):一般的に数値が3以上は危険値と言われています。何らかの疾患が隠れている危険があるため、泌尿器科できちんと検査を受けましょう。

健康診断の尿検査は、リトマス試験紙のような紙を尿に浸して検査をするため、どうしても偽陽性が多くなります。ですから結果がプラスマイナス(偽陽性)と言われたからと言って必要以上に心配することはありません。

しかし肝臓や腎臓に問題があったり、尿路系のがんが見つかったりすることもあるため検査結果がマイナス(陰性)以外の方は必ず医師の診断を受けるようにしましょう。

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尿検査の潜血でプラスマイナスが出る原因は?

1)泌尿器系の疾患:腎臓、尿路、膀胱に何らかの炎症、腫瘍、結石がある場合があります。

2)痔:特に女性の場合は排尿する場所と肛門が近いために検査の結果に影響が出ることがあります。

3)月経:生理中でなくても生理の前後で目に見えない赤血球が混入することもありますので、尿検査を受ける際には月経の日と被らないようにしましょう。

4)激しい運動:代表的なものにミオグロビン尿があります。ミオグロビンは筋肉を構成するタンパク質の一種です。筋肉を激しく使うと筋肉細胞からこのミオグロビンが出て血液に入り、最終的に尿として排出されます。尿検査は試験紙で行うため、この場合でも陽性反応が出てしまいます。

5)発熱:風邪などで高熱を出した後にも陽性反応が出ることがあります。

6)ビタミンCの過剰摂取:ビタミンCは水溶性のビタミンのため、大量に摂取すると余分な分はそのまま尿から排出されてしまいます。ビタミンCには強い還元作用があります。尿検査は酸化反応を利用して行うため、還元作用のある成分が尿に多いと偽陽性と判断されてしまうのです。清涼飲料水にもビタミンCが多いため、検査前日の水分補給は水にしましょう。

尿検査の潜血でプラスマイナスが出るのは子供に多いの?

多くはありません。学校の検査で尿潜血がみとめられた児童は全体の1~3%程度です。
原因としては以下のようなものが考えられます。

1) 高Ca尿症:子供に時折見られる病気です。泌尿器科で尿の中のカルシウムを調べてもらいましょう。

2) 尿路感染症:腹痛、発熱、頻尿が特徴です。特に女児に多いです。

3) 家族性のもの:菲薄基底膜病(ひはくきていまくびょう)と呼ばれる家族性の疾患です。良性の為治療をせず経過観察をするのが普通です。

4) 生理:高学年の女子や中学生以降の女児にはよく見られます。

5) 腹部の強打:机の角にお腹をぶつけたなどの外傷が原因で腎臓に傷がついて潜血が出ることがあります。多くの場合は一過性で問題はありません。

6)激しい運動:習い事や部活動で激しい運動を日常的にしていると潜血が出ます。

まとめ

尿検査で潜血が出るのは珍しいことではありません。大抵の場合、特に偽陽性の場合は一定期間をおいて再度検査すれば問題ないことが多いです。しかし稀に疾患が隠れている場合もありますので、一度検査を受けるようにしましょう。

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