乳がんの生存率はステージによりどう違う?再発は?

今は日本人女性の12人に1人はかかると言われている乳がん。ただし女性のがんの罹患率で乳がんは第1位ですが、死亡率では第5位。つまり比較的予後の良いがんのうちに入ります。

ちなみに女性のがんの死亡率トップは大腸がんだそうです。
最近芸能人の乳がんのニュースもよく見ますが、よく聞くステージとか生存率って何でしょう?

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乳がんの生存率とステージの関係は?

ガンのステージは「がんの進行度合」という意味で、大きくⅠ〜IVに分けられます。

ステージI:しこりが2センチ以下で、リンパ節転移や遠隔転移がない状態です。

ステージII:しこりが2〜5センチで転移がないものや転移があるものが含まれます。

ステージIII:しこりが5センチ以下のA期と(転移の場所によりさらに分かれます)しこりのサイズや転移の有無にかかわらず、皮膚が盛り上がっているB期、しこりの大きさにかかわらず、脇の下リンパ、胸骨内側リンパどちらにも転移があるC期に分けられます。

IV期:骨や肺などに遠隔転移している状態です。

乳がんのステージ別ごとの5年生存率はIで95.7%、IIで90.9%、IIIで69.7%、IVで32.2%となっています。

ステージが進めば進むほど生存率が下がりますが、それでも他の全てのガンに比べて生存率は高い方だそうです。初期のころであれば完治の可能性や、乳房温存の可能性も高くなります。

乳がんは再発することもある?早期発見で生存率は違う?

乳がんは残念ながら再発することもあります。再発には、最初の手術などの治療の後数年後にその乳房や周辺にガンが発見される「局所再発」と、骨や肺などに出てくる「遠隔転移」が挙げられます。

多くの場合、初期治療の2〜3年後に再発が起こることが多い(70%)のですが、10年後に出ることもあります(約25%)。また少ないですが、骨髄内でがん細胞が休眠状態になっており、10年以上たってから再発することもあるそうです。

ガンの再発率は、最初に発見された時のステージが小さければ小さいほど確率は低くなります。再発した場合でも状態によって、つまりステージによって生存率は変わりますが、これは最初に書いたものと変わりません。

遠隔転移の場合はステージⅣとなりますので、予後はそれほど良くはないそうです。

ただし、これはあくまで一般論であり、たとえ遠隔転移した場合でも症状により10年以上生存する可能性も低くはないのです。

乳がんが再発したと分ったときはどうしたらいい?

1)一人で抱え込まない:家族や友人に自分の不安や辛い気持ちを話しましょう。それが無理ならガン相談支援センターがあります。これは全国に設置されており、誰でも無料で相談できます。

2) 緩和ケアは初期から受けられます:緩和ケアと聞くと終末期医療というイメージが未だに強いようですが、これは誤りです。初期のころからでもガンにまつわる多くの辛いことに対するケアを受けることができます。

3)情報は力になります:担当医には治療の事を積極的に相談してください。あらかじめメモを作っておくと診察時に迷わなくて済みます。医師に相談しづらい場合は看護師でもソーシャルワーカーでも構いません。

また自分の治療を理解する一助として、「がん情報サービス」のように信頼できるサイトを利用するとよいでしょう。
http://ganjoho.jp/public/index.html

4)早まって退職しない:現在はガンの治療も進んでおり、仕事をしながら通院で抗がん剤治療や放射線治療を受けている人も多くいます。

まとめ

私の義理の妹は乳がん発見時にステージIIIで、再発時は遠隔転移(ステージIV)でした。発見後5年で亡くなりました。初期に見つかれば乳がんは治せます。当時(9年前)と今ではガンの治療法も国のガン支援も進歩しています。

今は副作用の少ない薬を通院で投与しながら日常生活を維持している患者さんも多いそうです。今日本でガンになるのは2人に1人。他人事としてではなく、常に身近なこととして情報を得るようにしておきたいものです。

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