ABC検診って何?メリットと問題点は?料金はどれくらい?

胃がん検診は憂鬱です。内視鏡検査も、X線検査も辛いんですよね〜。どちらかを受けなくてはいけないのですが、正直どちらも受けたくない・・・。もっと簡単に受けられる検査はないの?

と、思ったらありましたよ、ABC検診が!血液検査だけでピロリ菌の有無や胃粘膜の健康度がわかるとか。な〜んだ、これさえあればもうバリウムや内視鏡とはさよならですね!

と、思ったらそうもいかないらしいです。ABC検診の問題点とは何でしょう?

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ABC検診ってどんな検査なの?

ABC検診とは血液により胃がんのリスクを調べるスクリーニング検査で1)ピロリ菌感染の有無、2)ペプシノーゲンの有無で胃粘膜萎縮の程度、を調べます。

結果はA〜Dまで4つのクラスに分けられます。

A:(ピロリ菌、ペプシノーゲン陰性)胃がんのリスクはほとんど無い。5年に1度ABC検診を推奨。

B:(ピロリ菌陽性、ペプシノーゲン陰性)胃がんのリスクがやや高い(1000人に1人)。3年ごとに内視鏡検査を推奨。

C:(ピロリ菌、ペプシノーゲン陽性)胃がんのリスクが高い(400人に1人)。2年に1度の内視鏡検査を推奨。

D:(ピロリ菌陰性、ペプシノーゲン陽性)胃がんのハイリスク群。毎年内視鏡検査を推奨。

Aはピロリ菌の感染もなく、胃粘膜萎縮もない健康な胃です。
B、Cはピロリ菌に感染しているので除菌が必要です。
Dはピロリ菌に感染していないのに何故ハイリスクかと思われるでしょうが、実は胃粘膜萎縮が酷くピロリ菌すら住めない状態なのです。毎年内視鏡検査が必要です。

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ABC検診の問題点は?X線検査や内視鏡検査も必要?

ABC検診を単体で胃がんの検診と考えるのは問題があります。内視鏡検査やX線検査も必要です。

理由は
1)胃がんの原因は99%ピロリ菌が原因だが、ごくまれにピロリ菌とは無関係の胃がんも存在する。

2)除菌済みの人の場合ピロリ菌の検査結果が陰性となるが、一度感染すると除菌後でも胃がんのリスクはあるので偽A群とされる危険性がある。

3)胃粘膜に萎縮があったとしても血液検査で偽A群となることもある。

ですからABC検診だけで胃がんのリスクを判定するとガンを見逃す可能性も否定できないのです。その為、X線検査か内視鏡検査を合わせて行うことが必要です。

ではABC検診は無効なのか?というと、そうではありません。ピロリ菌の保菌率は中高年で高いですが、中学生等の若年層では感染率は5%程度と言われています。最初に血液検査と画像診断でリスク群を判定し、リスク群は定期的な画像診断をするようにすれば受診者側の負担を減らすことができると言われています。

ABC検診の費用は?どこで受けられる?

ABC検診の費用は医院により異なります。残念ながら検査のみを受ける場合は保険の適応にはなりませんが、多くは4,000〜5,000円程度で受けられるようです。ただし診察料など他にも色々かかる可能性があります。

検査費用は医療機関により異なるようなので、直接医院に問い合わせたほうが良いでしょう。自治体や年齢により費用負担が異なることもあるようです。

検診を行っているのは内科や消化器内科ですが、行っていないところもあります。インターネットで「ABC検診」とお住いの市町村名で検索すれば住んでいる地域の医院名がヒットしますので、そこから問い合わせてみると良いでしょう。

正直、いきなり検査受けると自費なんで自治体の推奨時にX線検査を受けるより高いです・・・。ただABC検診を受ければ胃の健康度が分りますので今後の目安にはなります。それに何より時間がかからないし絶食も被爆のリスクも無いのは嬉しいところですね。

まとめ

ABC検診はスクリーニング検査として有効だと思われます。検診のポイントは「検診の受けやすさ」です。内視鏡検査は精密度が最も高いのですが、いきなり受けるのは躊躇する人が多いのが実情であり、費用対効果から考えてもあまり有効とは思えません。

スクリーニング検査でリスク群を洗い出すことが全体的な胃がん予防には効果的ではないかと言われています。

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