胃がんの生存率は?ステージや年齢との関係や全摘出した場合は?

がんでよく聞く言葉が「5年生存率」です。これはがんが見つかって治療を受けてから5年経過しても生存している割合という意味で、完治したという意味ではありません。がんの重度の目安として考えて下さい。

胃がんの場合は、生存率はどのように変化するのでしょうか。年齢と生存率の関係は?胃を全摘出した場合の生存率はどのようになるのでしょうか。

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胃がんの生存率とステージの関係は?

胃がんの5年生存率(治療開始後5年後に生きている割合で、再発した場合も含む)はステージ?で87.8%、ステージ?で62.0%、ステージ?で40.5%ですが、ステージ?になると一気に落ちて7.2%になります。つまり早期に発見できればできるほど治癒する可能性も高いのですが、発見するのが遅れると厳しくなるということです。

ステージ?の状態で、しかも軽い場合はがんが粘膜上に盛り上がっていることが多く、手術で治る可能性が高くなります。しかしがんが進行して粘膜に湿潤し、他の臓器に転移していた場合には手術でがんを取っても再発のリスクが高くなります。

また胃がんの中には「スキルス胃がん」というものがあります。これは一見したところ粘膜に異常はないのですが、実際には粘膜に湿潤してがんが進行し手術ができないほど広がっている場合が多く、手術が可能な場合でも5年生存率は20%程度と低くなります。

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胃がんの罹患率と年齢の関係は?

胃がんの罹患率は世界的に見ると欧米よりもアジア、特に日本が極めて高い傾向にあります。これは遺伝的な問題以外に食習慣などが関係していると考えられます。国内の場合は北日本がより罹患率が高いです。これは塩分の多い食事をするためと言われています。

年齢と胃がんの罹患率に関しては40代後半、男女比では男性が多く、年齢とともにリスクが高くなっていきます。これはヘリコバクター・ピロリ菌の罹患率とも関係があり、50代以上の人の8割が感染していると言われています。ただし、スキルス胃がんのみ30代〜40代の女性に多い傾向があるようです。

胃がんの罹患率に関しては横ばいか増加傾向にありますが、死亡率に関しては減少傾向にあります。

これは医療の進歩により早期発見がより可能になったこと、治療方法も以前より進歩したためと思われます。しかし早期発見が要ですから、40代になったら定期的にガン検診を受けるようにしましょう。

胃がんで胃を全摘出した場合の生存率は?

胃を全摘出した場合、胃の下部を残した場合よりも5年生存率が低くなります。

胃がんと診断された場合は、ステージや症状に応じて外科手術や化学療法、放射線療法を組み合わせて治療します。しかし胃がんは放射線や化学療法の効果が上がりにくいため、手術による治療が中心となります。

外科手術には3つの種類があります。

1)胃全摘術:胃がんが胃の噴門部等の上部にできている場合や下部であっても広がっている場合は胃を手術で取り除き、食道と十二指腸を直接つなげます。

2)幽門側切除術:胃の幽門部にできた場合に行います。胃がん全体の70%を占めます。胃がんの8割は中部〜下部にできるためです。胃の2/3を切除する形になり、周辺組織も再発防止のために切除します。

3)噴門部切除術:胃の上部にがんができた場合、胃の1/3にあたる噴門部を切除します。ただし、この方法は現在あまり使われません。逆流性食道炎になるリスクが高いため、胃全摘術をすることが多いです。

まとめ

私は市村正親さんのファンですが、彼も初期の胃がんで手術を受けて復帰した1人です。急性胃腸炎で入院した際に奥さんの篠原涼子さんに詳しく検査を受けるように言われて検査した結果、初期の胃がんが見つかりました。幸い腹腔鏡手術で取り除き、仕事に復帰することができたそうです。その後は年に一度は人間ドッグに行くことを夫婦間の約束になったとか。検査による早期発見はやはり大事ですね。

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