オプジーボの効果と副作用は?どんなガンに使える?

今や日本人の死因の第1位であり、2人に1人がかかると言われているガン。その一方でガンは以前とは違い、必ずしも命を奪う恐ろしいものではなくなってきています。

以前はガンの治療では第1選択として手術があり、取りきれない場合は放射線療法や抗がん剤を使っていました。しかし、近年第4の治療法として注目されているのが免疫療法です。

免疫療法とは?最近新聞などで目にする「オプジーボ」とはどんな薬なのでしょうか?

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ガンの治療法にはどんなものがある?ガンの三大療法とは?

1)外科手術:手術で病巣を取り除きます。
メリット:ガンの塊を一気に取り除くので、早期のものなら完治の可能性もあります。

デメリット:身体へのダメージが大きく回復に時間がかかり、臓器によっては体の機能を失う事があります。また手術が不可能な場所や小さなガンにはできません。

2)化学療法:抗がん剤やホルモン剤を使い、ガンを縮小あるいは死滅させます。
メリット:手術ができない場所のガンや発見できない小さいガンにも対応できます。

デメリット:ガン以外の細胞への影響や副作用の問題があります。現在は副作用を抑える薬や標的を絞って攻撃できる薬剤もあり、以前よりは良くなっています。

3)放射線療法:ガンの病巣に放射線を当てガン細胞を殺します。外部から照射する方法、放射線物質を針やカプセルの形で挿入する方法があります。
メリット:ピンポイントでガンを攻撃できます。
デメリット:照射部分の炎症やめまいなどの副作用があります。

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免疫療法とは?オプジーボの効果と作用は?

免疫療法とは患者の免疫機能を高め、ガン細胞のみを攻撃させる方法です。

私達は常に呼吸による酸素や食事から取り入れる成分、紫外線、自然放射線等により遺伝子の損傷を受けています。通常は私達の肉体に修復機能が備わっているため、細胞がガン化することはなく、なったとしてもアポトーシスで自己破壊するようになっています。それでも残ってしまった場合は免疫システムが異物とみなして破壊します。

ところがガン細胞はPD-L1という物質を作り、免疫を担うT細胞にあるPD−1に結合してT細胞の働きを止めてしまうのです。このPD-L1を阻害するのがオプジーボの働きです(抗PD-1抗体)。これによりT細胞はガン細胞を攻撃することが可能になります。

オプジーボは通常静脈からの点滴で投薬し、非小細胞肺がんの場合は投薬日を含め14日間を1サイクルとします。悪性黒色腫の場合は21日間1サイクルです。

現在のところ、オプジーボの保険対象となるのは非小細胞肺がんと悪性黒色腫のみです。

オプジーボの副作用は?どんな場合に適用できる?

オプジーボは従来の抗がん剤治療のように正常な細胞を損なう心配がなく治療が受けられます。その意味で副作用が少ない薬剤です。しかし副作用が全く無いわけではありません。

オプジーボによる副作用には間質性肺疾患、重症筋無力症、大腸炎や重度の下痢、1型糖尿病、肝機能障害、甲状腺障害、神経麻痺等があります。投薬後に発熱、息切れ、空咳や疲労、しびれを感じた場合はすぐに主治医に相談する必要があります。また定期的に血糖値の検査を受ける必要があります。

オプジーボが適用できるのは手術ができないガンに対してです。上記の副作用があることから、間質性肺疾患の罹患歴がある方やアレルギーのある方、自己免疫疾患のあるかたには適用できない事があります。

また間質性肺疾患のリスクが高まることから、高齢者、肺の手術を受けたことがある方や呼吸機能に問題がある方、抗癌剤の多剤治療を受けている方や腎臓に問題がある方は注意が必要です。

まとめ

薬のみならず、全ての物事にはメリットとデメリットがあります。投薬に関してはそのメリットとデメリットをよく知った上で治療に臨むことが必要です。ガンの治療は今や日進月歩です。これからもより安全で有効な治療方法が確立されることを願うばかりです。

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