新型うつ病の症状は?従来型のうつ病とは接し方が違う?

「仕事の時だけ落ち込む」「プライベートは活動的」「物事を他人のせいにする」「病気の診断を受けて職場を休むことに特に抵抗を感じない」

これだけ聞いていると、単なる自己中心的なワガママ人間と誤解されそうですね。しかし、これは近年増えてきた新型うつ病の症状の一部なのです。

実際には他に過食や過眠、極端な気分の変動などがあり、本人も苦しんでいることが多い新型うつ病。正しい知識を持って接することが必要です。

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新型うつ病とは?どんな症状があるの?

「新型うつ病」という名称は実はマスコミが使い始めた名称で、正式な病名ではありません。新型うつ病は脳の機能性疾患ですが、従来のうつ病とは症状がかなり異なるので「新型」と呼ばれるようになったようです。

従来のうつ病はメランコリー型と呼ばれ、気力が無い、ゆううつ、自責の念が強く、責任感の強いタイプの人間がかかると言われていました。新型うつ病は非定型うつ病の一種で、若い人に多く見られます。

実際には新型うつ病に関しては専門家の間でも意見が分かれていて見解が一致していないのが現状です。DSM-?-TR(米国精神医学会)の基準によると非定型うつ病の基準としては

1)仕事の時は落ち込むが、趣味など好きな事には気分が明るい、2)食欲の増加、体重増加、3)過眠(1日10時間以上眠ることもある)、4)体が鉛のように重い、5)他人の言動にひどく敏感で傷つきやすい、などがあげられています。

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休ませるのはNG?新型うつ病の人への接し方

新型うつ病の方への接し方は1)とにかく話を聞いてあげる、2)適度に励ます、3)休ませるより負担にならない範囲で仕事や運動をさせる、4)腫れ物に触るような対応はしない、がポイントとなります。

新型うつ病は、その治療や接し方も従来型のうつ病とは違います。従来型の場合は休養と薬物療法が2本の柱とされていますが、新型うつ病の場合、それでは逆効果になるリスクが高くなります。

新型うつ病の場合は薬で治る、休めば良いという対応を取るとそこで患者が安心してしまい、回復が遅れる傾向が強いようです。治療方針はカウンセリングを中心に行います。

また生活習慣が原因の一つとなっており、生活リズムの乱れが症状を憎悪させることも知られています。

「うつ病だから仕方ない」ではなく、朝は7時に起きる、決まった時間に3度の食事をとる、1日30分は外に出て散歩をする等、ある程度ルールを決め、そのルールを守らせるようにします。

新型うつ病の原因と予防は?なった場合の治療法は?

原因にはストレス、性格、遺伝、養育歴、環境が複雑に関係しており、ハッキリしたことは分かっていません。ただ患者に多く共通するのはストレスの多い環境にいること、生活習慣やリズムの極端な乱れ、子供時代は「良い子」だった、幼少時に虐待や離婚等の家庭環境の不和を抱えている、家族や親族にうつ病の罹患歴のある人が多いなどがあげられます。

治療方法としては、カウンセリングが中心となります。薬物は効果が期待できないだけでなく、かえって回復が遅れることがあるので第一選択とはならないことが多いです。

次に生活習慣の改善です。特定の時間に朝起きるようにして日中は運動や仕事に等を行い、体を動かします。うつ病などの疾患は脳の神経伝達物質の異常が原因ですが、運動や生活習慣の改善により症状を安定させることができます。

特に新型うつ病の場合は何らかの目的意識を持ち、小さいながらも達成感を積み重ねることが回復に有効なようです。

まとめ

新型うつ病のもう1つの原因として、食生活の偏りもあげられています。適度な生活リズムと共に適切な栄養を補給しないと神経伝達物質の機能に影響が出てきます。

その意味で、うつ病は生活習慣病の一種でもあるのです。うつ病が都心部に多いこともこのためではないかと言われています。

食事、睡眠、休養のリズムとバランスを取ることは予防にも治療にも大切なのです。

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