ギラン・バレー症候群の原因は?ジカ熱でもなるって本当?

予防接種などの副反応を調べていると、時々「ギラン・バレー症候群」という言葉を目にします。何でも四肢に麻痺が出るとか。

まあ、大抵の場合は予防接種よりも感染症が原因でなるらしいですが。発症する確率は人口10万人につき1〜2人。

四肢に麻痺って怖い感じがしますが、これって治るの?ジカ熱が関連ありと疑われているらしいけど、どうなんでしょう?

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ギラン・バレー症候群とは?原因は?

人間の神経組織には中枢神経(脳と脊髄)と、末梢神経(感覚神経、運動神経、自律神経)があり、この末梢神経が傷害されて起こるのがギラン・バレー症候群です。

原因は自己免疫疾患です。患者の2/3が発症する1〜3週間前に風邪や下痢などの感染症にかかっています。

主な原因病原体はカンピロバクター、EBウイルス、サイトメガロウイルス等ですが、他の病原体によっても起こります。

症状は感染症の数日から数週間後に始まります。具体的な内容としては

1)左右対称の四肢麻痺(多くは下肢から上肢に広がる)
2)顔面麻痺や嚥下困難、物が2重に見える
3)しびれ、麻痺などの感覚障害
4)不整脈、呼吸困難等の自律神経障害

感覚障害よりも運動神経の症状が強く出ることが多いです。症状は軽度から四肢麻痺、呼吸器が必要な重度まで様々です。

症状は4週間でピークを迎え、その後6〜12ヶ月かけて回復しますが、2割程度の患者に後遺症が残ります。死亡率は5%程度です。

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ギラン・バレー症候群は治る病気?後遺症は残るの?

ギラン・バレー症候群は治る病気とされていますが、重症化すると治るまでに6〜12ヶ月と長い時間がかかります。再発率は2%程度で、カンピロバクターの感染が原因だと重症、再発率が比較的高いようです。

急速に症状が進むので、両手に力が入らない、うまく歩けない、物が上手に飲み込めない等を感じたらすぐに受診して下さい。この場合は脳神経内科などが望ましいです。

多くの場合、症状の悪化に備えて入院治療となります。治療方法には血液浄化療法と免疫グロブリン大量静注療法があり、場合によっては免疫グロブリンとステロイドを組み合わせて使用します。

自然治癒で治ることも多いのですが、高齢者や下痢が元で発症した場合等は重症化するリスクが高いので注意が必要です。

発症年齢は子供から高齢者まで幅広く出ますが、平均発症年齢は39歳で、男性に多いです。後遺症は主に四肢の麻痺ですが、早期のリハビリをすれば軽くすることができます。

ギラン・バレー症候群とジカ熱の関係は?

ジカ熱は主に南米等の暑い地方で蚊によって媒介されます。日本で感染した人はいませんが、渡航先で感染することがあります。

ジカ熱の症状は大したことはありませんが、妊婦が感染すると胎児の小頭症の原因となると言われています。またジカ熱の流行に合わせてギラン・バレー症候群が増加しているため、関連が疑われています。

国立感染症研究所によると、ジカ熱の主な流行地域は中南米とカリブ海地域です。

ジカ熱自体にはワクチンも特別な治療方法もありません。予防は現地で蚊に刺されないことです。

ギラン・バレー症候群の原因は感染症だけではありません。この病気は免疫の異常反応によるものですので、ワクチン等の医薬品により起こることがあります。ただし、医薬品によるものは稀です。

感染症後数週間、または投薬後やワクチン接種後数日〜数カ月後に手足の麻痺や歩行困難が起きた場合は神経内科を受診し、感染歴や服薬歴を医師に報告しましょう。

まとめ

ギラン・バレー症候群は厚生労働省により難治性特定疾患に指定されています。ただし、指定されているからといって何かの補助金がもらえるわけではありません(平成28年3月現在)。

それでも、治療にかかる費用が一定の金額を超える場合、高額医療費として補助が出ます。

点滴だけで1回につき10万超えますからね・・・。申請すればお金は戻りますから、必ず病院に相談してください。

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