咳や痰や鼻水が長引く病気って?それぞれの特徴と違いは?

一時期、風邪の後で咳が止まらなくなったことがあります。
当時は三男の出産直後で病院にかかることができず、結局2ヶ月くらい放置していました。

私の場合は軽度の副鼻腔炎で後鼻漏(鼻水が喉に降りてくる)が原因の咳でした。
でも授乳中だったので漢方薬しか出してもらえず、かなり長い治療になりました・・・。いやあ、抗菌薬って本当にありがたいものですね。

ところで咳や痰、鼻水が続く病気って他にどんなものがあるんでしょう?

スポンサーリンク

咳や痰や鼻水が続く病気にはどんなものがある?

咳が続く場合
1)3週間以上続くかどうか
2)痰の有無

上記2つがポイントとなります。

3週間以内の咳の場合
1)風邪の症状(発熱、くしゃみや鼻水)の有無
2)周囲に同様の症状の人がいる
3)状態の変化する膿状の痰が出る

これで咳のピークが過ぎていて肺に影響がない場合はウイルス性の風邪か気管支炎の可能性が高く、咳を鎮める薬で経過観察をします。

肺に影響がある場合は肺炎や結核の可能性があり、それに応じた検査を行います。
3週間以上の乾性咳嗽(痰のない空咳)が続く場合は肺のX線検査やCT検査、肺機能検査や血液検査を行います。

この場合疑われるのは咳喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アトピー性鼻炎やアトピー咳嗽、胃食道逆流症、薬剤性咳嗽です。

湿性咳嗽(痰が絡む場合)もX線やCT検査、痰の検査、肺機能検査、気管支内視鏡検査を行います。この場合はCOPD、喘息、気管支拡張症、副鼻腔気管支症候群、慢性鼻炎、結核、肺がん等かどうかを調べます。

Sponsored Link
[adsense]

咳が続く感染症で注意しなくてはいけないものは?

●百日咳
主に小児の病気で咳が2〜3ヶ月も続き、連続して乾いた短い咳の後に息を吸い込むレプリーゼという咳嗽発作を起こします。

「ケンケンケン、ヒュー」という独特の音がします。
エリスロマイシンという抗菌薬を治療に使います。

●マイコプラズマ肺炎
2〜3週間の潜伏期間後に発熱や倦怠感から始まり、その後咳が4週間ほどしつこく続きます。マクロライド系抗生物質が効果的です。


●クラミジア肺炎

いわゆる「オウム病」のクラミジアとは区別されます。
成人のクラミジア肺炎の原因は主にC. pneumoniaeです。

症状としては乾いた咳がおこりますが、高熱を出すこともなく、自然治癒することも多いようです。ニューマクロライド系かニューキノロン系の抗菌薬を使います。


●咳喘息

発熱や痰は出ませんが、空咳が1ヶ月〜下手すると1年位続きます。
風邪などの症状が治っているのにいつまでも咳が続く場合は早めに受診しましょう。
アレルギー検査や痰の中の好中球を調べて診断します。

咳が止まらない場合はどこを受診したらいい?

呼吸器科を受診しましょう。
受診する際には咳がいつごろから続くか、痰や鼻水があるかどうか、周囲に感染症にかかっている人がいるかどうかなどを伝えるようにします。

マイコプラズマ肺炎の場合は血液検査などで判断することが多いようです。
私の場合はマイコプラズマにも効く抗菌薬を予め処方して検査はしませんでした。

クラミジア肺炎は他の菌と複合感染することも多く、臨床所見だけでは診断が難しいようです。確定診断には血液検査が必要となります。

マイコプラズマもクラミジアもペニシリン系の薬剤では効果がありません。
処方された薬はよく確認し、飲み続けて症状が改善されない場合は医師に再度相談しましょう。

成人に多いのは咳喘息です。内科や耳鼻咽喉科だけだと風邪と診断されることも多いので呼吸器科を受診することをお勧めします。

この場合の治療は気管支拡張剤等や経口ステロイド薬を
使って症状を抑えます。

まとめ

咳が止まらない場合で一番怖いのは結核や肺がんなどの重度の疾患です。

結核は周囲に感染を広げるリスクが高い上に耐性菌も多いので早期発見が大切です。
肺がんの場合も早期発見により救命することが可能です。

まずは呼吸器科(無ければ内科)を受診して、これらの要素を除外しておくことが必要となります。その上で病名を絞り込み適切な治療を受けましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする