熱性けいれんの原因は?遺伝?2回目が起きた時の対処は?

子供たちが小さかった頃はよく近所の年寄りに聞かされたものです。

「子供は熱を出すとけいれんを起こす」
「けいれんを起こしたら口に割り箸を入れないと舌をかんだり窒息したりする」

はい、これ全部間違いです。
さんざん脅かされたから当事は徹底的に調べたんですよ。

子供は全部が全部熱性けいれんを起こすわけじゃありません。
うちの子供達は結局誰もやりませんでした。
あと、口に割り箸を突っ込んじゃダメです。

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熱性けいれんとは?原因はストレス?

熱性けいれんは生後6ヶ月〜6歳までの乳幼児が38度以上の発熱を起こした際に起こります。

インフルエンザや麻疹、突発性発疹、エンテロウイルス系の感染症など、突然高熱が出るタイプのウイルス感染に伴
うことが多いです。

発症率は欧米では100人に3〜4人ですが、日本人の場合はもっと多く、10〜15人に1人くらいの割合です。

原因は実はよく分かっていませんが、ストレスで起こることはありません。
乳幼児の脳は未熟なため突然の高熱で一時的にショートするために起こります。

発作は典型的なもの(単純型)と非典型的型(複雑型)があります。
典型発作は全身がこわばり、白目を剥いてガクガク震えます。

顔色真っ青(チアノーゼ)、意識は無く呼びかけに応じません。
持続時間は5分以下が普通です。

非典型的発作はけいれんが体の一部のみに起こる、あるいは意識が低下するだけでけいれんは起こりません。
持続時間は長く15分以上続き、24時間以内に繰り返します。

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熱性けいれんは遺伝するの?

熱性けいれんは遺伝します。
脳の発達の仕方には個人差があり、その個人差には遺伝が関係します。

親や兄弟に熱性けいれんを起こした人がいたのならば、その子供も同じ発達パターンの脳を持つ確率が高くなります。当然、熱性けいれんを起こす確率も高くなるわけです。
ただし家族歴が無くても熱性けいれんを起こすことはあります。

その為、乳幼児を持つ保護者の方は熱性けいれんに関する正しい知識を持ち、むやみに怖がらずに落ち着いて対処する必要があります。

乳幼児の脳は成熟するまでにある程度時間がかかり、発達が未熟な時期にけいれんを起こしやすくなります。
その為、脳の発達がある程度完了する学童期(6歳以降)に熱性けいれんを発症することは普通ありません。

また熱性けいれんは幼い時期に起こる一過性の症状ですので熱性けいれんを起こ
すのは生涯に1回が殆どです。

2度目の発作を起こすのは全体の30%、3回以上は全体の9%です。

熱性けいれんの対処法は?2回目を起こしたら?

1)まず落ち着く
熱性けいれんでは死にませんし、後遺症も残りません。


2)下手に手を出さない

口に物を入れたり、大声で呼びかけたり揺さぶるなどの刺激は発作を助長するおそれがあります。

3)楽な姿勢にする
衣服をゆるめ(特に首の周囲)、嘔吐の際の窒息に備えて
横向きに寝かせます。

4)状態を観察
発作の長さと体温の計測、典型的発作か非典型的か等を観察、記録します。

5)何も与えない
発作が終わるまで付き添い、意識が戻るまで口から水や薬を飲ませないでください。

※救急車を呼ぶケース
1)発作が5〜10分以上続く
2)意識が戻らず、発作を短時間で何度も繰り返す
3)体の一部、あるいは全身でも一部のみが強く出る発作
4)体の麻痺、意識混濁が続く場合

けいれん前の頭痛や嘔吐があった場合も救急車を呼んで下さい。

1歳未満で最初の発作が起きた場合や家族歴のある場合は再発率が50%と言われます。
2回めの発作が起きたら収まった後に小児科に相談しましょう。

まとめ

熱性けいれんを予防することは難しいですが、発熱時に起こることが多いので感染症の予防をすることが予防の一
環にもなります。
受けられる予防接種はなるべく受けて発熱の機会を少しでも減らしましょう。

またロタウイルス等のウイルス性胃腸炎でも発熱しないのにけいれんを起こすことがあります。
この場合も対処は同じで、胃腸炎が治ればけいれんも治ります。

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