ベンゾピレンは発がん性は?基準値は?鰹節は大丈夫?

昔良く母に「焦げたパンばかり食べてるとがんになるよ!」と脅かされました。
この根拠は多分、ベンゾピレン。

炭化水素化合物の不完全燃焼により発生する化学物質です。
要するに、火のあるところならどこにでもあります。
実は鰹節にも入っています。

でも、ちょっと待って!
え?鰹節やばいの?日本食駄目じゃん!とか言うその前に!

ベンゾピレンとは何か?
そもそも発がん性物質とは何か一緒に調べてみませんか?

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ベンゾピレンとは?発がん性物質って?

ベンゾピレンは変異原性のある発がん物質です。
この世の全てのものは化学物質からできていますが(人工物=化学物質ではない)、その中で生物の遺伝情報に影響を与えるものを変異原性物質と呼びます。

変異原性物質には変異原にはなるが発がん性の無いもの、発がん性はあるが変異原ではないもの、両方あるものと3種類あります。

ベンゾピレンはアスベストと並び両者の作用を持つ困った物質です。

変異原性物質の作用には2種類あります。
1)DNA分子に異常を起こす(ベンゾピレン等)
2)DNAの2重螺旋構造に挟まって複製異常を起こす
(ベンゾピレン、臭化エチジウム、抗癌剤等)

発がん物質は遺伝毒性のものと非遺伝毒性のものがあります。
遺伝毒性があるものはDNAを直接傷つけるので発がんに
閾値(これで安全という最低ライン)が無いのです。

で、困ったことにベンゾピレンはこの遺伝毒性発がん物質なんです。
他にはアカネ色素、アフラトキシン、アクリルアミド等が有名です。

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ベンゾピレンの基準値は?どれくらい危険?

EU、カナダ、中国、韓国等海外はありますが、日本やアメリカは基準値がありません。
WHO国際ガン研究機構の発がんリスク表によるとベンゾピレンはグループ1です。

※これは証拠の強さによるランク付けで、発がん強度によるものではないので注意して下さい。

変異原物質には他に活性酸素も含まれます。

実はこの世に発がん性が無いと断定されているものは殆どありません。
では何故私達はすぐに癌にならないのでしょう?

発がんメカニズムには
1) イニシエーション:遺伝毒性物質によりDNAが損傷される

2)プロモーション:変異物質により突然変異細胞が腫瘍化する
これらの段階が7つあり、全てクリアしないとがんになりません。

人体は細胞ががんになる前に遺伝子を修復したり、免疫細胞が突然変異細胞を食ったり、アポトーシスさせたりと、7段階の間でブロックするようにできているんです。
毎食タバコ吸って酒飲みながらバーベキューしないかぎりは極端に心配しなくても大丈夫です。

ベンゾピレンが含まれる食品は?鰹節は危ないの?

あ〜、これね。
EUの基準で日本の鰹節が輸入禁止なんですよね。
ベンゾピレンは加熱加工した食品には殆ど入ってますけどね。

コーヒーも穀類も茶も油脂も全部入ってます。
要するに量の程度の問題です。

鰹節の場合はメーカーや製法によりベンゾピレンの含有量が変わってしまうのが実情です。
ただ、鰹節そのものを大量に食べる事は普通ないので、それほど過剰反応する必要は無いと思われます。
また平成25年3月に農林水産省から鰹節製造業者向けにベンゾピレンを低減する製法のガイドラインが出ています。

この通り作っているメーカーがどれくらいあるのか知りたいところですが。
松崎の鰹節メーカーはこれを逆手に取って基準の厳しいEUで鰹節を生産する工場を作るそうです。

なるほど、この手があったか!
これなら海外(特にEU)でも鰹節が使えますね!
これ日本に逆輸入すれば売れるんじゃないかな。

まとめ

がんのリスクを少しでも減らしたいのであれば、様々な種類の食材を食べることです。

食品中のベンゾピレンや発がん物質を気にするくらいならタバコやアルコールの摂取をやめるほうが余程発がん
のリスクを下げられるんですけどね。
食品には過剰に神経質にならず、日々の生活習慣から免疫力を高める事を狙ったほうが結果的にはリスクを下げることが出来ます。

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